アデノイド切除・扁桃腺摘出術を受ける小児の看護計画について

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    By看護研究科 小日向 さくら

    みなさん、こんにちわ。 看護研究科の大日方さくら(@lemonkango)です。

    今回は、小児看護実習で出会うかもしれない「アデノイド切除・扁桃腺摘出術」の看護の実際について解説したいと思います!
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    アデノイド切除・扁桃腺摘出術を受ける小児の看護計画について







    1.アデノイド(咽頭扁桃)増殖症とはなんだろう?

    アデノイド 画像


    耳鼻科の授業・講義を受けた学生さんはご存知かと思います!


    メインテーマの「アデノイド」について解説します!


    アデノイドとは鼻と咽の間にあるリンパ組織で、咽頭扁桃とも言われています! 医学書院では両方の名前が使用されていますし、医師もどちらかの名前を記入されていますので、両方一緒に覚えましょう! 誰にでもある組織なのですが、特に幼児期に生理的に大きくなります。


    アデノイドの大きくなるピークは5歳頃で、その年齢を過ぎると大抵の場合は萎縮して、大人ではほとんど表面から見ても分からないぐらいになります。


    【アデノイドが大きくなるピークは5歳頃】
    ポイント 画像

    ですので、小児看護学実習ではアデノイド肥大症の患児の手術を行うことが多くあるためです! アデノイドが大きくて強い症状があるときには手術(アデノイド切除術)を施行されます!

    2.アデノイド切除術の適応

    下記にアデノイド切除術の適応について解説します!


    適応する理由はしっかりとアセスメントすることが患児の周手術期の看護を行う上で非常に重要になります!
    ①高度の肥大があり、鼻閉をおこし、口呼吸が著しいもの。


    ②反復性中耳炎、難治性の滲出性中耳炎を併発するもの(アデノイドは細菌が多数存在し、中耳炎の起炎菌の供給源として重視されている。)


    ③睡眠時のいびき、無呼吸、昼間の傾眠を示すもの(睡眠時無呼吸症候群、小児の夜泣きや夜尿の原因にもなる。)

    3.アデノイド摘出術【扁桃摘出術】を受ける小児【患児】の看護の実際を解説します!

    扁桃摘出術はあらかじめ予定された手術として行われる事が大部分です 。

    また、手術を受ける小児は小学校低学年の学童が多い事もポイントとなります!

    入院期間は、手術後の出血が手術当日だけとはかぎらないことから、3~4日になることもあり、学童期にある患児にとって大変負担となりますね! さらに、患児だけでなくその家族にも大変な負担となるでしょう!

    4.アデノイド摘出術後の看護

    アデノイド(咽頭扁桃)

    ・口蓋扁桃は血管の豊富な部位であり、出血しやすいため、出血の防止と感染予防が重要な看護上のポイントとなります!


    そのた止血剤入りの輸液が行われたり、抗生物質が使われたりすることが多いです。       

    手術後は、創部痛・出血・創部の腫脹により、呼吸状態が悪化する可能性があるため、呼吸状態の観察、脈拍と分泌物の状態にとくに注意して観察するとともに、出血の防止、疼痛の緩和に努めるようにします。       

    とくに手術後1~4時間は出血の危険性が高いので、注意が必要ですね      

    小児は痛みや苦痛をことばでうまく表現することができないため、
    看護学生さんや看護師はつねに小児の動作や表現をよく観察しながら、異常の早期発見につとめる。
    局所の安静と出血の防止のために、氷頸で頸部を冷却し、麻酔が完全に覚醒するまで腹臥位または側臥にして必ず顔を横に向け、吐物の自然流出をたすけ、誤嚥を防ぐようにします。 口腔内に貯留した分泌物はティッシュペーパーで軽くふき取るように、よく小児に説明しましょう!       


    咳をしたり、努責したりすることにより、咽頭に力がはいって出血を引きおこす原因となるため、極力避けるよう説明する。頻回に嚥下動作がみられるときは、出血を疑ってみる必要がある。        


    手術後、ほとんどの小児は嚥下痛を訴える。これは2~3で軽快する。術後1日目より流動食が開始になるが、咽頭痛・嚥下痛のため、食事摂取量が低下することが多い。咽頭痛を訴えてを訴えても、励ましてできるだけ水分摂取を促し、プリンやヨーグルトなどの摂取しやすいものを与えるようにする。

    5.アデノイド摘出術後の退院時の指導

    退院後の生活について、家族に十分説明を行う。

    ①感染予防のためイソジンガーグル液を使用し、1日4回以上含嗽を行い、口腔内を清潔にする。


    ②咽頭痛があってもなるべく励まして摂取しやすいものを食べさせるようにすすめる。食事では、熱いもの、せんべいなどのかたいもの、香辛料の強いもの。柑橘類、炭酸飲料など、創部を刺激するので、少なくとも退院後1週間は避ける。


    ③乾燥・冷気から咽頭部をまもり、大声を出してり、汗をかくような激しい運動を避ける。


    ④規則正しい日常生活を送る。


    ⑤退院後、2~3日は自宅療養とする。通学・通園の時期については、退院時の全身状態や創部の回復に個人差があるため、退院後の外来受診時に医師と相談する。


    ⑥出血予防のため、入浴は手術後1週間は見合わせ、清拭を行う。


    ⑦発熱・出血・食事摂取不良・嘔吐などの症状が出現したときは、病院に連絡し、受診するように説明する。


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