うつ病は分かるけど、看護となるとよく分からない うつ病の看護とは?看護計画も交えて考えてみよう!

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    By看護研究科 小日方 さくら

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    みなさん、こんにちわ。 看護研究科の大日方さくら(@lemonkango)です。





    <記事紹介>








    吹き出し イラスト6


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    1.うつ病の疫学



    うつ病は稀ではない疾患である。細菌の国内調査の報告によればICD-10の診断によるうつ病の12ヶ月有病率は2.2%、生涯有病率は7.5%とされている。

    また、世界的にみてもWHOが行った障害調整生存率(DALY)の将来予測によると、2000年は総疾病の第4位であったうつ病が2030年には第2位になると予測されている。1)生涯有病率については15%との報告もあり、性差では女性が男性のおよそ2倍となっている。

    2うつ病の病因



    うつ病の要因として、モノアミン仮設をはじめとする生物学的要因や、遺伝要因、生育歴や人格(執着性気質・メランコリー親和型)、ライフイベントや環境によるストレスなどの心理社会的要因など、いくつかの要素が示されており、これらが複合して発症すると考えられている。

    3.うつ病の治療



    選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)やセロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(SNRI)など、近年の抗鬱薬開発の目覚ましい進歩により、実際の臨床現場では抗うつ薬や抗不安薬などによる薬物療法を中心とした治療が主流である。しかし、薬物療法と並んで重要になるのが休養である。

    また、特にストレスが発症に大きく影響している場合では、環境調整を合わせて行われなければ薬物量などで症状が回復したとしても同じ環境下で再発する例が多い。
     薬物療法では、急性期の治療が終了した後、再燃を予防するために急性期で用いた用量をそのまま半年程度継続する。(継続期)のが望ましく、その後は長期にわたって再発を予防するために維持療法が行われる(維持期)か、など。


    4.うつ病の看護



    単一エピソードの場合は、通常3-8ヶ月間持続し、約20%は2年以上のうつ状態が持続すると考えられている。ごく急性期にみられるよ

    うな症状は、2週間から2ヶ月で消失すると言われている。また、うつ病の7-8割は寛解するが、その多くが再発する性質を有している。


    長期追跡研究の結果では、1年で約3割、5年で約7割が再発することが報告されている。一般的に、患者が再発を繰り返すほど寛解期の長さが短縮し、重症度が増してしまう。しかし、抗うつ薬を6ヶ月間以上継続すれば、再発の頻度と重症度を軽減させることができる。


     自殺率に関しては、重症例では15%だが軽症例ではごく稀である。自殺企図を頻回に繰り返す患者の場合には、うつ病よりもむしろ他の疾患、例えば人格障害などの可能性を検討する必要がある。








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