みなさん、こんにちは。
大日方 さくらです。
今回は、ツイッターで要望があったパーキンソン病の看護過程について解説していきたいと思います!
あくまでテンプレートとして活用していただけば幸いです!

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パーキンソン病の病態生理と看護学生が知りたい情報について解説します。>
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1.パーキンソン病の概要について
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パーキンソン病神経変性疾患の中で最も発生頻度が高く、振戦・固縮・無動・姿勢保持障害を主要徴候と慢性疾患とカテゴリーに分類される。
多くは、50歳代に発病し潜行性で緩徐に進行するとされています。
近年、好パーキンソン病の薬による治療法の進歩により新行動や生命予後が変わりつつあるとされています。
しかし、薬による治療は基本的には対症療法のみとされています。
病変そのものは進行し続けるため、全身の運動機能障害によりついには寝たきり状態となる場合がある。また患者の焼く30%が認知機能低下があります。
2.パーキンソン病の病態生理
体感・獅子の運動を生後よする脳内の神経機構は、直接脊髄へ下る下降性伝導路と、脊髄には、直接到達せずに下降性伝導路を修飾する調節系の機構に分かれている。この調節系の主なものは、大脳基底核系と小脳系があげられる。
1. パーキンソン病の看護過程について 今後問題
#1損傷の潜在的状態
#2身体可動性の障害
#3セルフケア能力の不足
主に慢性期のパーキンソン病の看護過程の看護問題についてこの3つになるかと思います。
あとは、個別性に応じて工夫して行ってみてくださいね!
パーキンソン病の#1損傷の潜在的状態 2
看護問題
#1損傷の潜在的状態
看護診断
□運動機能障害による身体の保持バランス不良に関連した損傷の潜在的状態
看護目標
1) 身体損傷の危険を増す身体的・生理的因子を認識する
2) 身体損傷の危険をへらす適切な行動が取れる
3) 転倒や衝突がない。
O-P(観察計画)
1. 身体損傷の危険を増す運動機能障害についてアセスメントする。
・振戦、固縮、無動などの症状
・姿勢保持障害の程度
・歩行状態、協調運動
・疲労などの一般状態
2. 精神・心理的状態についてアセスメントする。
・認知機能低下・抑うつ、認知機能障害の有無と程度
・気性、気質
3. 1日の生活行動についてアセスメントする。
・習慣、行動パターン
4. 物理的環境の危険因子についてアセスメントする。
・病室、廊下等の危険物品の有無
T−P(援助計画)
1. 身体損傷の危険性から守るための援助、防止に必要な援助を行う
2. 環境を改善し安全性を高める。
・廊下や病室に障害物を置かない
・床濡れ、証明、手すり等の設置など
3. 身体損傷の危険を減らす新しい知識や技術を利用する
4. 精神症状の出現時はベッド柵等を使用する。
E-P(教育計画)
1. 疾病の症状と身体損傷の危険性の関連について情報を提供する
2. 損傷から守れると思われる防護法を指導する
3. 身体損傷の危険を減らす家庭内の環境調整方法について指導する。
ちょこっと休憩
実習やペーパーペイシェントで活用できる参考書について下記リンクでご紹介します!
パーキンソン病の看護過程について #2身体可動性の障害3
看護問題
#2身体可動性の障害
看護目標
1) 運動機能が維持される(今以上の運動機能低下を起こさない)
2) 筋骨格系(関節の拘縮、筋力低下)の廃用性変化を起こさない
3) 循環器系、呼吸器系、神経系、消化器系、泌尿器系の機能が正常である
4) 就床期間中、褥瘡ができない。
5) 心理的・社会的機能が正常である。
O-P(観察計画)
1. 身体可動性の程度(範囲)についてアセスメントする。
・歩行状態と可能な歩行距離・程度
・筋固縮の程度、関節可動域
・位置日の過ごし方と気分転換の方法、これまでの生活習慣
2. 疾病に対する認識、闘病意欲
・精神的・心理的状態、認知機能の程度と有無
3. 家族の認識と期待、協力度
4. 一般状態
T-P(援助計画)
1. 歩行練習を計画的に行う。
2. 理学療法を施行中、意欲的に続けられるように励まし支えとなる。
3. 臥床しがちの場合は、以下の運動計画を立て実施する。
・あらゆる関節の自動運動
・自動運動が不能の場合は他動運動を行う
4. セルフケア活動を解除、見守りまたは指導しながら勧める。
5. 1日のメリハリができるように日中は私服に着替えたり、病室外への散歩、行事等に参加できる。
6. 家族・重要他者へ見舞うように勧める。
E-P(教育計画)
1. 症状、治療法及び理学療法の継続の重要性を説明する。
2. 自動運動の方法を具体的に説明し実際に指導してマスターさせる。
パーキンソン病の看護過程について #3セルフケア能力の不足
看護診断
#3セルフケア能力の不足
看護目標
1) セルフケアの機能レベルに見合った行動を維持する。
2) 自分自身のケアについて関心を持ち、自己統制する。
O-P(観察計画)
1. セルフケアの機能レベルのアセスメント
食事 排泄 更衣 排泄
2. 現在の機能レベルをアセスメントする
3. セルフケアの自己コントロールの程度、及びニーズについてアセスメントする。
T-P(援助計画)
1. 食事
レベルⅡ:食物を切ったり、ほぐす、スプーン・フォークの使用(補助具の提供)
レベルⅢ:食べやすいように調理法の工夫
レベルⅣ:食事介助、十分に時間をかけて、食べれるように励ます
レベルⅤ:経管栄養、IVHを指示に従って行う。
2. 清潔
レベルⅡ〜Ⅲ
入浴介助、清拭一部介助、口腔ケアと皮膚の脂と汗を取るためスキンケアを行う
3. 更衣
ボタン・ファスナー等は全面的に手伝う。身繕いは多くの援助を必要とする。
4. 排泄
レベルⅡ〜Ⅲ
必要な器具、用具を用い援助陰部の清潔、衣服寝具の整備
レベルⅣ〜Ⅴ
自然排泄の援助、必要時には導入、浣腸
5. リハビリテーションプログラムの作成・進行
E-P(教育計画)
1. セルフケア能力向上の必要性
終わりに
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