嚥下造影(VF)について解説します!

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    By看護研究科 小日方 さくら

    1. 目 的
    ・診断検査:症状と病態の関係を明らかにする。
     形態的異常、機能的異常、誤嚥、残留などを明らかにする。
    ・治療的検査:食物、体位、摂食方法などの調節により、治療に反映させる。
     食物や体位、摂食方法などを調整することで安全に嚥下し、誤嚥や
     咽頭残留を減少させる方法を探す。実際の訓練や摂食場面で用いられる
     有力な情報を提供する。 
    2. 必要物品
    造影剤、食品、スプーン、吸引セット、パルスオキシメーター、酸素吸入(必要時)
    ゴム手袋、ストロー、エプロン、ガーゼ(口腔清拭用)ガーグルベースン、タオルなど。
    3. 方 法
    1)放射線科造影室で行う。必要機器を準備する。
    2)嚥下検査食
    バリウム水:135%バリウム水に同量の水を加えて75%にする。
    水分とろみ薄め:75%バリウム水にとろみ剤を加えて蜂蜜状にする。
    水分とろみ濃いめ:75%バリウム水にとろみ剤を加えてジャム状にする。
    バリウム食:それぞれの食形態に135%バリウム水を加えて755にする。
      実際飲み込んで頂き、嚥下機能の評価をする。
    3)頭部の前屈、後屈、回旋など姿勢を変えることで、誤嚥しにくい姿勢や
     嚥下後残留の少ない姿勢、嚥下法、また嚥下に関するさまざまな項目を評価する。
    4. 注意点
    1) 誤嚥の可能性がある。
    2) 誤嚥量を最小限にとどめ、誤嚥しても気管支、肺に影響の少ない造影剤を
    使用する。
    3) 誤嚥した場合にはすぐに吸引できるようにする。
    4) 患者のモニターとしてパルスオキシメーター使用する。
    5) レントゲン被爆は極力少なくなるよう配慮する。
    6) まれに造影剤にアレルギーがある場合がある。
    7) 便秘になることもあるため、注意する。
    8) 大量の誤嚥や症状の変化が見られた場合、Dr指示により検査を中止する。
    9) 検査終了後患者さんの口腔ケアを実施する。
                        
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