無為自閉患者の看護計画について解説します - 看護実習を楽に!学生さんお助けサイト

無為自閉患者の看護計画について解説します

#1無為自閉によるADLの縮小がある
#2患者は周囲への関心が無くなるため患者間でも孤立しやすい
#3拒食する事により栄養失調状態になる恐れがある
#4拒薬することにより薬物療法が正確に行われない

#1 無為自閉によるADLの縮小がある
●ADLの拡大・自立がはかれる
O-1.ADLがどの程度できているか
a.洗面・歯磨き
b.食事
c.排泄
d.内服
e.更衣
f.入浴・洗髪
g.ベット周囲の整理・整頓
T-1.自己で出来ない患者については声をかけ誘導し必要に応じて介助する
a.洗面・歯磨き;朝・夕
b.食事;朝・昼・夕
c.内服;朝・昼・夕・眠前
d.排泄;患者に応じて時間を決める
e.更衣;起床時・就寝前・入浴時
f.ベット周囲の整理・整頓;環境整備時
2.定期的に評価を行い方法を修正する

#2 患者は周囲への関心が無くなるため患者間でも孤立しやすい
●周囲に関心を持ち心が開けるようになる
O-1.日中の過ごし方
2.他患者との接し方
3.看護師との接し方
4.看護師から働きかけた場合の反応
5.レクリェーション参加の有無
6.幻聴に左右されていないか
T-1.患者の反応を観察しながら働きかける
2.段階を経て集団への参加を試みる
a.レクリェーション
3.患者が発言したことを聞きのがさず何を訴えようとしているのか考慮する
4.会話は少くても一緒にいる時間を持ち続ける
5.ゆったりとした態度で接する

#3 拒食する事により栄養失調状態になる恐れがある
●生命維持に必要な栄養補給ができる
O-1.食事量・間食
2.全身状態・顔色・皮膚色
3.脱水
4.下記のような場合には特に気をつける
a.統合失調症で幻覚・妄想の強い時;被害妄想・罪業妄想
b.統合失調症の急性期;緊張性昏迷・興奮・錯乱・連合施緩
c.躁鬱病の急性期;抑鬱性昏迷
d.希死念慮
e.スタッフ・他患者の不満反抗
f.身体疾患や排便との関連
T-1.食事等身体的援助と声かけにより信頼関係を深めていく
2.状態に合わせて配膳や誘導等食事介助を行う
3.食事の種類を考慮し必要に応じて家族の協力を得る
4.全身状態及び症状に合わせ、経鼻・DIV・IVHによる栄養補給を考える
5.定期的の体重測定を行う。また、必要時医師の指示にて施行する
6.医師の指示により水分出納のチェックを行う
E-1.食事の必要性を説明する。また、家族の協力が得られる様家族にも説明する
2.食事摂取の不可能な時は好きなもの・食べやすいもの・栄養価の高いもの等具体的に例をあげ、患者・家族に説明し協力を得る
3.患者に水分出納のチェックの必要性を充分指導する

#4 拒薬することにより薬物療法が正確に行われない
●服薬の必要性を理解することができ正確に服薬できる
O-1.拒薬の原因を知る
a.服薬時の態度や服薬に関する患者の訴え
b.妄想体験の有無
c.病識の有無
d.患者や家族の薬に対する考え方
e.医師との治療関係;服薬変更の説明の有無
f.医師・看護師の信頼関係
g.副作用の有無;アカシジア・尿閉・口渇・眼球上転発作・便秘等
T-1.服薬の介助
a.根気強く服薬の必要性を説明;時間をかけて何度もすすめる
b.患者のプライドを傷つけないようにし、患者に合った介助をする;口の中へ入れてあげたり、手渡しする
c.上記を行いそれでも拒薬した場合は医師に報告し指示を
受ける
2.服薬確認
a.必ず、看護師の前で内服してもらう
b.隠し持ったりするため服薬後の行動に注意しごみ箱・洗面所等点検する
c.舌の下に隠したり、コップの中に吐きだしたりするため含嗽や歯磨きなどで吐いていないか確認する
3.主治医との言語の統一;加薬時・減量時・変更時
a.錠剤・散剤・液剤・注射など患者の状態に応じ、医師に報告し、変更してもらう
b.同作用でも種類の異なった薬を使用したり、錠剤の数を減らしたりする
4.副作用への対応と副作用による苦痛を受容する
a.薬の変更・減量
b.抗副作用剤の併用
c.副作用出現時の対応
*アカシジア・眼球上転発作;アキネトン・ヒベルナの与薬
*尿閉・排尿困難;ウブレチドの与薬や導尿
*口渇;飲水・含そう
*ふらつき・血圧低下;メトリジンの与薬、離床時、歩行時の転倒防止
*便秘;食事・日常生活の指導、各種下剤の与薬
5.看護者との信頼関係を築き、原則として力づくでの与薬は避ける;服薬に対する不満を持っていても、「この人の言うことなら」という信頼関係を築いていると力づくでの投与を避けることができる
6.医師の指示により、薬物血中濃度測定する
E-1.主治医の協力を得、患者にあった服薬の必要性を説明する;その都度繰り返し説明し、時間と手間をかける
2.副作用の説明をし内服を促す。副作用が出現しても心配いらない事を説明する
2.薬物療法に対する理解の低い家族に対し入院時・面会時・外泊時・退院時等の機会を利用して説明する
3.入院中より退院後の自己管理につながる方法を意識して指導する
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プロフィール

看護研究科 小日方 さくら

Author:看護研究科 小日方 さくら
某看護大学を卒業して大学病院で8年勤務。 その後フリーのライターとして活動しています! 看護学生さんに役立つ情報をいっぱい記載してます! ぜひ見に来てくださいね♡

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