不安神経症患者の看護計画について解説します。

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    By看護研究科 小日方 さくら

    #1さまざまな条件や誘因による葛藤があり不安発作のおこる可能性がある
    #2不安に急速につかまり、うろたえ取り乱した状態におちいる
    #3不安発作により身体症状が多彩にみられる

    #1さまざまな条件や誘因による葛藤があり不安発作のおこる可能性がある
    ●不安発作の心因を探り理解する
    O-1.スタッフとの接し方
    2.他患者との接し方
    T-1.患者の背景を聴取
    a.生育暦・学歴;教育
    b.性格
    c.家庭環境・家族構成
    d.人間関係
    e.仕事・社会的地位・役割
    f.一日の生活リズム
    g.趣味
    h.嗜好品
    2.薬物療法として医師の指示により抗不安薬・プラセボ使用
    3.患者に惑わされないように、落ち着いた態度で接する
    4.支持的に接する
    a.訴えをよく聞く
    b.元気づけは慎重に行い、機会をとらえて行う
    c.感情的になっている時は、むきになってなだめたりしないで静かに接する
    d.環境を整える
    5.感情の表現を助ける
    a.患者に色々なことを語らせ、心の中の感情を露出させる
    b.患者が自分で解決出来るように会話をすすめる
    6.洞察を導くようにする
    a.スタッフ側が患者の感情にまきこまれない態度をとる
    b.患者の背景を参考にする
    c.身体症状のみにとらわれず現実問題にも目がむけられるように方向づけする
    7.入院生活を規則正しくする
    8.レクリェ-ション等他で欲求を解消できるようなことを勧める
    E-1.患者が発作の原因を理解している場合は、どう対処すれば良いか自ら導くよう説明する
    2.規則正しい生活を指導する
    3.医師の指示により自律訓練又は行動療法を説明する






    #2 不安に急速につかまり、うろたえ取り乱した状態におちいる
    ●不安を増幅させず、短時間でおさまることにより安心感が得られる
    O-1.VSのチェック
    2.発作の誘因の有無
    T-1.自信ある態度で接することにより安心感を持たせる
    2.危険防止のため臥床させる
    3.患者の言動に惑わされず、落ち着いた態度で接する
    4.主治医又は、当直医に報告・指示を得る
    a.内服
    b.注射
    E-1.VSチェックにより心配しなくていいことを説明する

    #3 不安発作により身体症状が多彩にみられる
    ●身体症状は精神的なものにより出現していることが理解できる
    O-1.循環器系の観察
    a.動悸
    b.血圧の上昇・下降
    c.胸痛
    2.呼吸器系の観察
    a.胸内苦悶
    b.呼吸困難・咳嗽
    c.過換気症状
    3.消化器系の観察
    a.嘔気・嘔吐
    b.腹痛
    c.便意
    4.自律神経系
    a.口渇
    b.声のかすれ
    c.発汗
    d.皮膚蒼白・紅潮
    e.尿意
    5.神経系の観察
    a.頭痛
    b.眩暈
    c.耳鳴
    d.動揺感
    e.脱力感
    T-1.臥床させ安静体位をとる
    2.不安症状の訴えをゆっくり聞く
    3.自信ある態度で接することにより、安心感をもたせる
    4.過換気症候群の場合はビニ-ル袋を口にあて深呼吸させる
    E-1.身体症状をゆっくり聞きVSの測定により、大丈夫であることを説明する
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