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みなさん、こんにちわ。 看護研究科の大日方さくら(
@lemonkango)です。
後部尿道の周囲にある尿道線と前立腺の一部が加齢とともに肥大し、膀胱頸部と精丘との間で尿道を圧迫して排尿障害を起こす疾患の総称になります。 高齢者ではほとんどの男性にみられる老化現象の一つですが、前立腺肥大があっても無症状の事もあります。
ただし、大腿骨頸部骨折や主な手術を行う高齢男性の患者さんでは尿道カテーテルを挿入する場合がほとんどです。
カテを入れる時に抵抗がある場合や挿入が困難になることもあるので、看護師・看護学生さんは無視できない疾患の一つになります。
1..前立腺肥大の原因

男性ホルモンが密接に関与していますが、原因は性ホルモンの不均等と言われています。
2.病態と臨床症状
前立腺肥大症は内腺の一部から発症します。
40歳代を過ぎると前立腺の分泌機能も低下し、腺細胞は萎縮してきます。
この時期に内腺部分に結節ができ始め、これが癒合して大きくなります。
病期 第1病期(刺激症状期) 結節により後部尿道が刺激されるために、会陰部や陰嚢部の不快感、重圧感、頻尿、残尿感などを訴える時期になります。
第2病期(残尿発生期) 廃用障害が強くなり、排尿時に怒責を要することになります。 さらに排尿障害が強くなると、膀胱内の尿を全部排泄することができず、尿腺の中断や尿の滴下、尿の布が悪くなる、残尿が見られるようになります。
第3病期(膀胱拡張を伴う慢性尿閉期) さらに排尿障害が進行し、怒責を加えても排尿できず、残尿は常時300〜400cc以上となります。
3.前立腺肥大の合併症
尿路の閉塞から感染が起こり、炎症は膀胱、腎臓、前立腺に及びます。
前立腺の感染症から精巣上体炎が生じることもあrます。 また、尿の停滞から膀胱結石を合併することもあります。
前立腺肥大の看護展開
前立腺肥大の看護のポイント!
●保存療法が行われる場合は日常生活上の注意や服薬が守れるように説明するとともに、症状の悪化や薬物療法の効果を観察していきます。
●手術療法が適応となる排尿障害による苦痛を緩和すると共に、高齢の患者さんに対して手術が円滑におkなわれるように援助していきましょう。 手術期の看護については下記で解説してます!
5.前立腺肥大のアセスメントのポイント!
●排尿障害のアセスメント 前立腺の内線あるいは外腺の一部が肥大することにより、後部尿道が圧迫・閉塞されて排尿障害が生じます。症状としては頻尿、遷延性排尿、残尿感、尿量の減少などを呈します。
したがって、尿量、尿回数、残尿感の有無などを観察し排尿障害の程度を把握するようにします。
●尿路感染症を起こしていないか、腎機能は正常・異常の有無の観察 排尿障害から暴行に尿が停滞すると細菌感染を起こしやすくなります。尿路に感染があると手術を行った際、エンドトキシンショックを起こすこともあるので、術前に治療を行う事が一般的になります。
また、残尿が多くなり膀胱内圧が上昇すると、尿管から膀胱への尿の流出が多くなり膀胱内圧が上昇すると、尿管から膀胱への尿の流出が抑制され水尿管となります。水管からさらに上方に広がり、水腎症、腎不全へと移行します。腎機能が低下するとBUN、クレアチニン値が上昇します。 腎機能低下がある場合には、留置カテーテルを鍾乳して尿の流出を図り、腎機能が回復するのを待って手術を行います。
●排尿障害が精神面・生活面に影響を及ぼしていないか観察します。 排尿障害により尿が排泄されないと、患者さんは非常に苦痛・不安・恐怖に襲われます。下腹部の重圧感、不快感が常にあり、精神的にイライラして集中力も低下します。 ●術前、排尿障害に対してどのような治療が行われるのか 排尿障害が強ければ定期的な導尿、あるいは留置カテーテルが挿入されます。また、尿路感染や腎機能低下があれば、これらに対する治療が行われます。
●術後の合併症を誘発する要因はないか 患者さんは高齢者が大奥、様々な既往歴を持っていて術後に思わぬ合併症を誘発することがあります。事前に情報を得て、術後の計画を立てるようにします。
●手術に対する不安を抱いていないか 患者さんは排尿障害の苦痛が大きいことから、手術に対する期待が大きくなります。 しかし、導尿や留置カテーテルの挿入により、排尿障害が解消すると手術に対する不安が生じてきます。 前立腺肥大の看護問題
●前立腺肥大に起因する排尿パターンの変調
●残尿による尿路感染のリスク状態
前立腺肥大の看護目標
●排尿困難が解消あるいは軽減する
●尿路感染が起こらない
●排尿困難による不快感が軽減する。
前立腺肥大の看護計画 観察項目(O-P)
排尿障害の程度
合併症の有無と程度
検査データ
随伴症状の有無と程度
排尿障害に対する治療方針と内容
他の疾患の有無とそれに対する治療の有無 患者さん・家族の反応
援助計画(T-P)
導尿、留置カテーテルの管理
検査時の看護
気分転換
他の疾患の治療が効果的に行われるための看護
教育計画(T−P)
術前オリエンテーション、術前トレーニング、術後処置
手術に対する不安の理解、支持、励まし
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