みなさん、こんにちわ。 看護研究科の大日方さくら(
@lemonkango)です。
在宅看護実習では看護学生さん悩ます[病院とは違った実習]となります。
病院のように医療資源が整っている訳でもなく、すぐに同僚スタッフや医師にヘルプを出せる環境でもありません。 さらに、限られた時間内に必要な処置やコミュニケーションを図る必要があります。
ここまで説明すると、まだ臨床で働いた事が無いのに在宅看護実習を無事に終わらせる事が出来るんだろうかな?って不安に感じる看護学生さんがいらっしゃるかと思います。
安心してください。
この「在宅看護実習」も初めから事前学習さえ、ある程度の疾患や在宅看護実習にコツを知っていれば余裕で実習は合格点になります!
それでは在宅看護実習を上手く乗り切るコツを解説していきたいと思います!
最後まで、ご覧になってくださいね❤(ӦvӦ。)
まだ未完成なんだ。 ちょっと待っててね(。•́ωก̀。)…グス
目次 [hide]
訪問看護師の力量
在宅における排泄コントロールの重要性
療養環境の整備
(1)住環境整備の重要性
(2)日本住環境の特徴
1)高齢者や障害者を取り巻く社会状況
2)日本の住環境状況と問題
3)供給主体からみた社会資源の分類
在宅におけるフィジカルアセスメント
[目的]
[在宅における観察の実際]
[訪問看護アセスメントの構造]
1)生命を維持するために必要な、4つの視点
2)サブアセスメント項目
① カテーテル管理
(1)外部バンパー
(2)チューブ挿入の角度
(3)バルーン内の蒸留水
(4)カテーテルの交換
(5)栄養注入後の管理
褥瘡
褥瘡予防
DESIGN-R
在宅版リスクスケール
[前段階]
[引き金要因]
3要素
HOT(在宅酸素療法)とNPPV(非侵襲的陽圧換気)の違い
HOT(在宅酸素療法)
[生活環境]
[食事]
服薬管理
終末期
死の三徴候
麻薬保管の注意点
グリーフワーク
疼痛緩和に関する3つの目標
WHO 薬物治療の5原則
訪問看護師の力量
・ 限られた時間の中で「観察・判断・対応」できる( フィジカルアセスメント能力 )
・ 療養者・家族が主体的に考える力・価値観を尊重した( 判断力 )
・ 療養者・家族と共に実践する( 行動力 )
・ 安全・安楽な生活支援が実施できる( 的確な援助技術 )
・ 療養者・家族の潜在能力を引き出し、( 自己管理能力 )を高め、強化する力
・ 他職種との連携・調整する( コーディネート )する力
在宅における排泄コントロールの重要性
① 排泄が不規則なことにより、食生活・行動に悪影響を及ぼし( 健康維持が困難 )になる。
② 援助が必要な場合に、( 本人・介護者 )の( 身体的・精神的負担 )が大きい。
③ 下痢に伴う汚染により( 清潔維持が困難 )になる。
④ 下痢悪化時、薬物使用により、副作用の侵襲の危険がある。
→規則的な排便コントロールにより、療養者・家族の( QOLが向上 )する。
療養環境の整備
(1)住環境整備の重要性
①( 在宅生活期間 )の延長 ・住宅整備がなされたときのメリット
②( 家庭内介護力 )の低下 → ①本人の精神的自立、意欲の拡大
③( 家庭内事故 )の多発 ②介護の軽減、介護からの解放
④( 寝たきり高齢者 )( オムツ使用者 )の増加 ③家庭関係の円滑化
(2)日本住環境の特徴
1)高齢者や障害者を取り巻く社会状況
65歳以上の高齢者の人口が約25%、超高齢化社会
2)日本の住環境状況と問題
①段差が多い環境 → 転倒事故(畳の高さ5mm、米国段差6mm)
②尺貫法での施工 → 廊下・階段・開口部が狭く、室内移動に適さない
③狭い住宅面積 → 生活洋品の多様化・生活様式の変化
④福祉用具が活用しにくい住環境 → 室内移動・ドアの開閉制限
⑤高齢者や障害者に不向きな和式の生活様式 → 床座・和式トイレ・和式浴槽
⑥夏季対応の住宅構造 → 冬季暖房は居室のみが多い、温度差
3)供給主体からみた社会資源の分類
[フォーマル]
行政・社会福祉法人・企業・地域の団体
[インフォーマル]
家族・親類・友人・近隣・ボランティア
在宅におけるフィジカルアセスメント
[目的]
①異常の早期発見・早期対応
②モニタリング
③ケアプランの立案・評価
④QOLの維持・向上を目指しあ援助の選択
[在宅フィジカルアセスメントの時期]
①訪問開始時
②毎回の訪問時
③定期的アセスメント
[在宅における観察の実際]
①療養者の観察
②家族介護者の観察
③生活環境の観察
④地域環境の観察
[訪問看護アセスメントの構造]
1)生命を維持するために必要な、4つの視点
①呼吸
②水分
③代謝
④循環
2)サブアセスメント項目
①浮腫
②皮膚トラブル
③認知症
PEGの在宅における管理
① カテーテル管理
(1)外部バンパー
・1~2mmの遊びをもたせて固定する
・カテーテルを上下に動かし余裕があることを確認
・カテーテルを胃内に押し込め、1日1回以上360度以上回転させ、抵抗がないことを確認
・外部バンパーの下にガーゼを挿入すると、圧迫によりバンパー埋没症候群を誘発するため行わない
(2)チューブ挿入の角度
・腹壁に対して垂直になるように固定し、瘻孔壁に負担をかけない
・外部バンパーに柔らかい厚めのスポンジ・固定板を使用する
(3)バルーン内の蒸留水
・1~2週間に1回交換する
・指示された量を注入する
(4)カテーテルの交換
・内部バルーン型:
在宅で交換可能。通常1~2ヶ月で交換する。
・内部バンパー型:
内視鏡下で交換。通常6ヶ月で交換する。
(5)栄養注入後の管理
・ボタン型:
0・01%次亜塩素酸ナトリウム(ミルトン)1時間以上浸漬し、乾燥させる
・チューブ型:
微温湯でフラッシュ。
10倍希釈した家庭用の食用酢5~6mlをチューブ内に充填しクランプする。
褥瘡
褥瘡予防
①予防用マットの選定: 除圧効果の高い用具
②状況確認: 基礎疾患は?
③皮膚ケア: 生理食塩水、水道水
④姿勢管理:
・90度の法則(股関節・膝関節・足関節)
・30度側臥位は、褥瘡発生時の体位変換の基本
⑤栄養管理: PEM
⑥介護力の評価: 適切なサービスの導入
ブレーデンスケール
①知覚の認知
②湿潤
③活動性
④可動性
⑤栄養状態
⑥摩擦とずれ
DESIGN-R
①深さ
②浸出液
③大きさ
④炎症/感染
⑤肉芽組織
⑥壊死組織
⑦ポケット
在宅版リスクスケール
[前段階]
①自力体位変換不可
②骨突出(仙骨体圧50mmHg以上)
③栄養状態が悪い(Alb 3.0以下、TP 6.5以下)
④介護知識がない
[引き金要因]
①体圧
②湿潤
③ずれ
④栄養
3要素
栄養・清潔・循環
在宅酸素/人工呼吸
HOT(在宅酸素療法)とNPPV(非侵襲的陽圧換気)の違い
・HOT・・・酸素を補う
・NPPV・・・人工的に換気の補助を行い、二酸化炭素を吐き出す
HOT(在宅酸素療法)
・在宅酸素療法は包括的呼吸リハビリテーションの一部
・HOTの適応基準(健康保険)
・PaO2 55mmHg以下の者 または
・PaO2 60mmHg以下で、睡眠時または運動負荷時に著しい低酸素血症をきたす者であって、 医師が在宅酸素療法が必要であると認めた場合
・HOTの使い方
・家の中では酸素濃縮器
・外出時は酸素ボンベ
・日常生活の注意点
[生活環境]
・酸素濃縮器は火気・電気器具から2m以上離す
・酸素濃縮器の設置は前後左右15cm以上あける
・酸素吸入の延長チューブは最大20m程度
・酸素濃度を不用意に上げるとCO2ナルコーシスをきたす
[食事]
・呼吸筋の酸素消費量が増大
・安静時のエネルギー消費量が亢進
・栄養バランスの整った食事
・腹部膨満は横隔膜を挙上し呼吸困難となる→ガスの発生する食物を避ける
・火気厳禁、火元から2m以上離す
・HOTの酸素投与下でPaO2 50mmHg以下(酸素飽和度85%以下)は入院を考える
服薬管理
☆ 服薬管理で大切なこと...コンプライアンスが得られること(指示された用法に従い服用する)
☆ 薬との飲み合わせ、食べ合わせ
①ワーファリン × 納豆
②カルシウム拮抗薬 × グレープフルーツジュース →血圧低下、心拍数の増加
③コーヒー、紅茶(カフェイン) × テオフィリン(気管支拡張薬)
④アルコール × 風邪薬、解熱鎮痛消炎剤 → 記憶障害、睡眠作用の増強
終末期
死の三徴候
①呼吸停止
②心拍停止
③瞳孔散大、対光反射の消失
麻薬保管の注意点
①他人に転用しないこと
②小児やペットの手の届かない場所に保管すること
③残薬が生じた場合の処理方法
交付を受けた医療機関(麻薬診療施設)、保険調剤薬局(麻薬小売業者)に返却する
グリーフワーク
重要な他者との死別という喪失体験をした人に対して、悲嘆のプロセスを促進するための援助
疼痛緩和に関する3つの目標
①ゆっくり眠れるようになる
②安静にしていれば痛みがない
③身体を動かしても痛みがない。日常生活や社会生活への復帰。
WHO 薬物治療の5原則
①なるべく飲み薬を用いる
②時刻を決めて規則正しく用いる
③段階的に薬物を選択し、組み合わせる
④患者に合わせて個別的に処方する
⑤そのうえで細かい配慮をする
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