ヒステリー患者の看護計画

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    By看護研究科 小日向 さくら

    みなさん、こんにちわ。 看護研究科の大日方さくら(@lemonkango)です。

    今回はヒステリーのある患者の看護計画について解説します。


    この【ヒステリー】は思春期にある患者様やボーダーの患者様に多くみられることが特徴です。 

    ヒステリーのある患者様と関わる場合には、根気や援助者自らのストレス、患者様に対して陰性感情と戦うことが大前提になります。 非常に難易度が高い医療・看護技術を用いなければいけない点があります。

    それでは、下記でヒステリーのある患者の看護計画についてご紹介します!
    吹き出し イラスト6

    今回は、若年者やボーダーの患者様に多いヒステリーの看護について解説していきます!





        

    1.ヒステリーの看護問題

    ここではヒステリーの患者様の看護問題リストについてご紹介します!
     
    #1 ヒステリー症状が多種多様であり、医療者が把握困難のため振り回されやすい。
     
    #2 現実のも問題に直面するとヒステリー症状が多く出現し、それによる疾病利得を得ることが多い。
     
    #3 自立、退院への不安があり、容易にヒステリー症状が再燃しやすい
     
    #4 被害妄想、幻聴などの異常体験、ヒステリーにより衝動的に自傷行為を起こす可能性がある。 

    2.ヒステリーの看護計画

    #1 ヒステリー症状が多種多様であり、医療者が把握困難のため振り回されやすい。

    看護目標:ヒステリー症状を把握し、統一した態度で患者様へ対応することができる。
     
    観察項目(O-P)

    1.身体症状運動系:失声、失立、失歩

    2.感覚障害視野狭窄、失明難聴など
     
    2.精神症状意識障害(繊毛、もうろう状態)混迷状態認知症、仮認知症など

    3.その他各商状の程度、持続時間、発生場所、前の患者様の言動、ADL障害の程度

    バイタルサイン

    各種検査データ、血液、心電図、CT,Xp、

    患者様の混乱の程度

    援助計画(T-P)

    1.十分な観察を行い、各種症状の経過について把握する

    2.医師に相談し患者様への援助方法を統一する。
     
    3.患者様の症状をきちんと把握し丁寧に答える

    #2現実の問題に直面するとヒステリー症状が多く出現し、それによる疾病利得を得ることが多い。

    看護目標:患者様本人がヒステリー症状が自己の内面問題からくるものであると理解できる。

    観察項目(O-P)

    1.ヒステリーの要因となる原因の有無について家族から情報収集する。

    家庭内問題:夫婦間、子どもなど

    社会:就職、借金、近所付き合いのトラブル
     
    2.ヒステリー症状を起こす前の患者様の言動、行動

    3.心理検査

    援助計画(T-P)

    1.患者様の常に持っている問題について把握し、新しい問題があれば医療者に相談できるようコミュニケーションを保つ

    2.患者様が自己表現しやすい環境につくる
     
    3.医師の指示の下で、患者様に少しずつ身体症状は心理的背景のあることを理解してもらうよう援助する。

    4.現実の問題に直面できるレベルまで洞察を深める。

    #3 自立、退院への不安があり、容易にヒステリー症状が再燃しやすい。

    看護目標:自立への自信が持て社会復帰できる
     
    観察項目(O-P)

    1.試験外泊前後の患者様の状態

    2.退院決定後の患者様の状態

    援助計画(T-P)
     
    1.病院のスケジュールに沿った規則正しい生活が送れるよう援助する。
     
    2.入院時と退院時の社会環境の相違について家族より情報を十分得て、誘因となる問題の増悪がないようにし、家族間と医師で退院の時期を決定する。
     
    3.患者様、家族に外泊、退院指導を行う。
     
    #4被害妄想・幻聴などの異常体験、ヒステリーにより、衝動的に自傷行為を起こす可能性がある。
     
    看護目標:患者様は自傷の可能性が少なくなる。
     
    観察項目(O-P)

    1.不眠、不安、不機嫌などの前駆症状

    2.希死念慮の有無、程度

    3.日常生活行動、態度、話し方、表情などの変化
     
    4.自傷行為の既往の有無 5.異常体験(幻聴、妄想)の有無 6.夜間の睡眠状態

    援助計画(T-P)

    1.日々できるだけ患者様と多くの接触を持つ

    2.患者様との良い関係を築き、患者様自ら悩みを訴えられる関係を作る。
     
    3.些細な言動に注意する。

    4.危険物の取り扱いについて注意する。
     
    5.行動制限のある患者様は帰棟時、持ち物点検を行う。
     
    6.衝動的に離院することもあるので注意する。

    7.自傷行為が見られ、負傷した場合には適切な処置など医師の指示により行う。
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