パーキンソン病│セルフケア不足の看護計画 関連について解説します。 - 看護Araira 〜看護実習を楽に!学生さんお助けサイト〜

パーキンソン病│セルフケア不足の看護計画 関連について解説します。

みなさん、こんにちわ。 看護研究科の大日方さくら(@lemonkango)です。

老年看護学実習でよくパーキンソン病の患者さんを受け持つ場合は非常に多いですよね

ザ!高齢者社会というべき疾患の一つというべき疾患の一つです!

看護学生さんが看護計画や看護過程に時間を多大な時間を費やし寝る間を惜しんで記録に没頭する前に、今回ご紹介するパーキンソン病の看護過程やアセスメントのポイントを解説したいと思います! さらに看護学生さんだと一番主になるパーキンソン病のセルフケア不足の看護計画についても一緒に解説したいと思います! 看護学生さんだとセルフケアが主に看護援助を立案していき援助を行っていきますので、ぜひご参考にしてくださいね!
吹き出し イラスト6

パーキンソン病の学生向け看護計画 これで、アセスメントや看護計画は完璧!





1.パーキンソン病の病態生理について

勉強2 パーキンソン病は、振戦、筋固縮、無動、姿勢反射障害を中核症状とする、錐体外路系を中心とした神経変性疾患とで、歩行障害などの運動障害に加え、精神症状や自律神経症状などの非運動症状を呈する。

特定疾患に指定されている神経難病の1つで、日本の有病率は10万人に対して100人前後であり、人口の高齢化につれて患者数は増加しています。

学生さんが優先して考えなければならない歩行障害に関連した転倒・転落 パーキンソン病では振戦・固縮・無動は三大徴候と呼ばれ、転倒の最も重要なリスク要因である歩行や姿勢を大きく障害します。 姿勢反射障害、低血圧、排尿・排便障害なども転倒を引き起こす原因です。 パーキンソン病による歩行や姿勢の障害は転倒のリスクを増大させている要因の1つとして考えるようにしましょう!

下記でパーキンソン病を詳しく解説していますので、ぜひご参考にしてください!


 











老年看護学実習では、パーキンソン病以外でも色々な疾患が誘発している場合がほとんどです。


そのため、パーキンソン病のみの疾患に焦点をあててアセスメントすると、教員や、実地指導者より【アセスメントが甘い】【全体像が見えていない】などご指摘を受ける場合があるます。


さらに、老年看護学実習では高齢者特有の看護実技もあります。 



今回、紹介した参考書は非常にわかりやすい参考書になります。 



特に看護学生さん向けや、現役の看護師さんにも非常に有益な情報が記載されていますので、おすすめの参考書となります。



ただ、デメリットとして、【医療参考書は非常に値段が高い】という点があります。



私が紹介した参考書は非常に看護学生さん、看護師さんに分かりやすいという点がメリットになりますが、自分のお財布と相談してご購入をおすすめします! ただ、看護学生さんは各学校の図書館に置いてある場合があります。



 はじめに図書館に寄ってみて参考書があるかないかを確認すると金銭面で余裕が出てくると思います!



関連リンク


<お金がない看護学生さんや看護師さんにおすすめサイト>


2.パーキンソン病の看護の実際

勉強4 問題リスト


加齢に伴う認知力の低下とパーキンソン病による姿勢反射障害やすくみ足に伴う転倒・転落のリスク


看護目標
安全な移乗動作を行い、転倒・転落のリスクを減らす


長期目標
パーキンソン病に伴う移乗動作の危険を軽減し転倒せず、患者伊豆から身体の不快感を訴えることができ、食事に満足感を持ち、入院生活を送ることができる。


看護計画
 観察項目(O-P)

1バイタルサイン

2姿勢反射障害の程度
・ 前屈姿勢
・ 前屈の程度
・ 姿勢保持困難感の程度 ふらつき、体幹の傾き、震え、突進歩行の有無

3運動障害 ・ すくみ足と小刻み歩行の有無 ・ 歩幅 ・ 利き足 ・ 発現条件の有無

4睡眠状況

5OnOff現象の有無

・ 筋固縮の有無と強度、顔面紅潮、血圧の低下

援助計画(T-P)

1目印テープの設置

2異常の際の見守り

3正しい靴の履き方の確認

4ベッドの高さ

5小刻み歩行への対処(リハビリなどで観察しましょう)


教育計画(E-P)

1ナースコール、トイレのコールボタンの使用の説明

2目印テープの説明

3移乗する際は直ちに立ち上がらないよう説明する。 

3.パーキンソン病の標準看護計画

勉強3 問題リスト
 
#1ADLに支障をきたしており、日常生活がスムーズに営めない

#2構音障害があり意思の疎通が図れない

#3嚥下障害があり誤嚥の危険性がある

#4運動量の低下により便秘になりやすい

#5内服薬による副作用出現の可能性がある

#6細かな事ができにくく清潔が保てない可能性がある

#7疾病および長期療養に対して不安がある


看護計画


 看護目標
適切な援助を受けながら、危険防止に努め安全な入院生活が送れる


観察項目
1食事摂取量、摂取状況

2ADLの観察

3症状の観察

・ 振戦、筋固縮、動作緩慢、姿勢の異常

・ 突進現象、小刻み歩行、加速現象、すくみ足

・ 仮面様が尿、よだれ ・ 言語障害、書字障害

・ 自律神経症状 便秘、脂顔、起立性低血圧、多汗

・ 高次機能障害 抑うつ、関心欠如

援助計画
 11日の日課を作り、規則的な生活を送れる

2食事は、出来る限りデイルームで摂取できるよう援助する(歩行訓練にもなる)

3エプロン、障害者用スプーン、フォーク、ショックずれ予防マット等を利用し出来る限り自分で食べられるよう工夫する

4食事摂取状況があまりに不潔と感じられるときは、部屋で食べさせたり、カーテンを引くなどの考慮を行う

5食後は、ベッド周囲、オーバーテーブル等、こぼした物は片付ける

6モーニングケア、イブニングケア、入浴 必要に応じて介助

7寝衣交換日は、ボタンを閉められないこともあるため介助する

8歩行時は、杖、歩行器、車椅子等、状況に応じて利用し転倒予防に努める

9靴は、運動靴化リハビリ用の靴を使用する

10動作は患者のペースで行い、突然声をかけない

11転倒が頻回な場合は、ヘッドギア、肘、膝用のサポータを使用する

12ベッド周囲は整理整頓し、よく使うものは患者の手の届く所に置き、自分のことは自分でできるように患者と共に考える

13ベッド柵は最低2個を使用する

14ナースコールは障害に応じてタッチ式、プレス式ナースコールを考慮する

15歩行困難がある場合は、ポータブルトイレ、障害者用トイレなどを利用する

16排便は時間を決めて車椅子に誘導する


教育計画
 1足の運動をしてから動くよう説明する

2膝を高く上げて歩くよう説明する

3水分、果実、野菜、高線維食の摂取を勧める

4.パーキンソン病のワンポイントアドバイス!



パーキンソン病のセルフケア不足の看護計画について解説します。




私のサイトでもセルフケアについての記事を何度か上げております。

下記リンクで紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。







パーキンソン病 セルフケア不足 看護問題

 

#セルフケア不足
要因:加齢に伴う唾液量の低下により自浄作用の低下、食残貯留により口腔内汚染、加齢に伴う皮膚バリアンス低下により皮膚汚染

パーキンソン病 セルフケア不足 看護目標

 
皮膚の清潔を保持でき、爽快感を得ることができる。

パーキンソン病 セルフケア不足  期待される結果

 
1)皮膚の清潔を保持することができる
2)口腔内の清潔保持することができる。

パーキンソン病 セルフケア不足  具体的看護計画

 
Op
1)皮膚の性状、弾力性の程度、皮膚乾燥の程度
2)皮膚の汚染の有無と程度
3)口腔内の汚染の程度
4)浮腫の有無・程度、部位
5)皮膚の内出血の有無
6)皮膚損傷の有無
①発赤の有無
Tp)
1)全身清拭
2)足浴
3)必要時、医師の指示のもと、軟膏処方・塗布する。
4)保湿剤を使用する。
Ep)
1)感染源になるため掻破しないよう説明する。
2)気分転換を図る事ができるよう指導する(趣味など)






パーキンソン病 セルフケア不足 看護問題


  #パーキンソン病の進行によりADL低下に伴い清潔、排泄、食事、移動・活動のセルフケア不足

パーキンソン病 セルフケア不足 看護目標


  皮膚の清潔を保持でき、爽快感を得ることができる。
外傷を起こさず苦痛が生じない
すでにあるスキントラブルが悪化しない。新たなスキントラブルの発生が防げる。

パーキンソン病 セルフケア不足 期待される結果


  1)皮膚の清潔を保持することができる
2)口腔内の清潔保持することができる。
3)移動・活動時に転倒しない
すでにあるスキントラブルが悪化しない。新たなスキントラブルの発生が防げる。
4)移乗時に下肢の打撲がない、内出血を生じない
①内出血がある部位に摩擦などで掻爬がない
5)ベッド臥床時、柵に上下肢が当たらず体位を整えて臥床することができる。
6)排便が毎日ある
7)胃瘻チューブをいじらない
8)気分転換を図り穏やかな時間を過ごすことができる。

パーキンソン病 セルフケア不足 具体的計画


  Op
1)皮膚の性状、弾力性の程度、皮膚乾燥の程度
2)皮膚の汚染の有無と程度
3)口腔内の汚染の程度
4)浮腫の有無・程度、部位
5)皮膚の内出血の有無
6)皮膚損傷の有無
①発赤の有無
7)移動・活動時、リハビリ時のADLの程度
8)倦怠感の有無、疲労の有無
9)傾眠傾向の有無と程度
10)全身状態の有無
①意識レベル、精神状態、理解力、認知力。
②ADLの状態
③運動障害、関節可動域の程度。
④歩行状態と補助器具の使用状況(リハビリ時)
⑤めまい、ふらつき、気分不快の有無。
⑥移動しやすい衣服、履物であるかどうか。
⑦移乗移動介助前後の皮膚の状態。
⑧環境。
⑨脱水症状、出血傾向の有無。
⑩Baチューブ類の状態(固定状態、部位)
⑪薬剤の使用状況と離脱状況の有無。
⑫移乗時、ふらつきや腰部の痛みについてコミュニケーションや表情を観察する。
1.皮膚状態(発赤・腫脹・びらん・水疱の有無、乾燥や湿潤状態)
2.背部、殿部に生じている紅斑の変化
3.掻痒感や疼痛の有無と程度、部位
4.検査データ(TP,Alb,電解質)
5.栄養状態

Tp)
1)全身清拭
2)足浴
3)必要時、医師の指示のもと、軟膏処方・塗布する。
4)保湿剤を使用する。(ワセリン)
5)爪切り
6)入浴介助:重介助浴を使用する
7)整容:洗髪、整髪、ひげそり
8)ポジショニング:体位変換
9)移動時の介助
①右膝の疼痛の有無を観察しながらゆっくりと動作を行う
②ベッド周囲の環境整備、自室内の障害物の除去。
⑩車いすや歩行器は本人のそばへ置かず室外に置く。
⑫離床動作の全介助:車椅子フットレスト等の下肢が当たらないよう留意する。
⑬趾が屈曲、固縮、背屈している。端座位で靴を履かせる事が難しいため臥床時に靴を履かせる。
⑭Baは介助者のポケットにかけ、Baバックが床につき汚染しないように配慮する。また、Aさんの体幹に絡まらないようにする。
1.背部・殿部の紅斑には医師の指示による処置(外用薬の塗布など)を行う。
2.清潔保持
3.寝衣やシーツを調整し皮膚刺激を避ける。
4.栄養管理
①昼胃瘻注入時はスタッフステーション内へ移動する。
5.2時間おきの体位変換
6.ポジショニング:図参照





上記の看護計画は入浴や清拭、口腔ケアなどの清潔をメインの看護計画になります。



看護計画がわかっていれば、自ずとアセスメントについても紹介しないと、これをご覧になっている看護学生さんに忍びないので、下記でパーキンソン病のセルフケア不足のアセスメントの例についても一緒に紹介したいと思います。

A)A氏は高齢に伴い皮膚弾力性が低下しており皮膚トラブルが生じやすい。排便が長時間付着していると皮膚トラブルを助長してしまうリスクが潜在している。新しい発赤などの皮膚トラブルない。引き続き、全身、殿部、陰部の皮膚の観察を行う。 A)膀胱留置カテをいじってしまうことがあり長期膀胱留置カテが挿入されているため膀胱壁が硬くなりカテを引っ張る事により膀胱壁を傷つけ血尿が生じるリスクが潜在しているが血尿なく、亀頭部に異常なく経過している。膀胱留置カテが拗じられていないか、引っ張っていないか観察、調整を図る。

A)胃瘻接続部をいじってしまい胃瘻周囲に発赤が生じている。胃瘻チューブを弄らないよう服帯を装着しているが、体動により胸部に服帯が移動していることがあるため適宜、服帯の位置を直す。また、胃瘻周囲の発赤が悪化していないか観察していく。

A)移乗動作時、声掛けにてベッド臥床できている。全介助であり、右膝が人工関節のため、立位時や端座位時など膝を捻らないよう気をつけゆっくり行なった。疼痛の訴えなかったことから移乗動作の援助については引き続き継続していく。

A)2日間、排便がなかったことからグリセリン浣腸、摘便が施行されている。引き続き排便コントロールを行なっていく。



パーキンソン病関連疾患患者の看護・観察
 とくに、進行性核上性麻痺患者のバイタルサイン測定、一般状態の観察で気をつけて観察するべきことワンポイントアドバイスについて根拠も交えて解説します!


進行性核上性麻痺の方は、歩行障害で発症することが多く、進行するとバランスが悪くなり転倒することが多いです。 下方注視麻痺や頚部の進展も認めますので、トランスの際には常に転倒、特に後方への転倒を注意してください。


進行すると嚥下障害を認めることもあるので、誤嚥にも注意してください。


自律神経症状による起立性低血圧を認めることもあるので、バイタル測定は血圧くらいは注意してみてはいかがでしょうか。自律神経症状と内服している薬にもよりますが、副作用で便秘も認めますので、観察では排便状況も重要と思われます。


あとは精神状況の観察ですね。睡眠や幻覚などですかね。

ただし、進行性核上性麻痺はタイプにもよりますがすくみ足と動作緩慢が主症状であり、上記のようなパーキンソン病での自律神経症状は少ないと思われます。認めていたら、PSPではないかもしれませんね。 転倒と誤嚥は気をつけてください。


6.パーキンソン病の関連図

看護学生さんが非常に書くのに時間がかかる関連図について画像で紹介します!

パーキンソン病の看護について解説しました。

看護学生さんや看護師さんが活用しやすいよう記述したつもりですが、不足している点などありましたら下記のコメント欄にご記入してくださいましたら幸いです!

パーキンソン病 関連図

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プロフィール

看護研究科 小日方 さくら

Author:看護研究科 小日方 さくら
某看護大学を卒業して大学病院で8年勤務。 その後フリーのライターとして活動しています! 看護学生さんに役立つ情報をいっぱい記載してます! ぜひ見に来てくださいね♡

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