深部静脈血栓症の具体的計画 O-P ① 手術中の状態 →麻酔の種類、麻酔時間、手術時間、出血量、輸血・輸液量、薬剤の使用状況、エピソード ② 帰室時の状態 A. 麻酔からの覚醒状態、意識レベル B. バイタルサインの変化、モニター波形 C. 疼痛の有無と程度-安静時、体動時、深呼吸時、咳嗽時 D. 末梢循環(四肢の冷感、チアノーゼの有無) ③ 術後出血 A. 創部の出血の有無と程度 B. 血液データ(凝固系、造血系) C. 水分出納(出血量、尿量、ドレーンからの排液量、輸液量) D. 出血性ショック兆候の有無 ④ 下肢の腫脹、疼痛、圧痛、末梢性チアノーゼの有無と程度 ⑤ 足背動脈の触知 ⑥ ホーマンズ兆候(足の背屈で、腓腹筋の疼痛がある)の有無 ⑦ 急激な呼吸困難の有無(胸痛、チアノーゼ、SPO2低下、ショック症状の有無) ⑧ 起き上がる前、起き上がった時の状態(血圧、SPO2、脈拍、めまい、嘔気、下肢の痺れ)
T-P ① 急変時に備えて、心電図、除細動、酸素吸入、吸引、バックバルブマスク、救急カートはすぐ使えるようにする ② ショック時はショック体位(水平仰臥位で下肢のみ20~30°挙上)とし、気道を確保する ③ 下肢の保温→布団やA氏の訴えにあわせタオルケット等 ④ 血栓形成予防に、他動的・自動的に下肢の屈曲伸展運動を行う
E-P ① 異常な症状や疼痛があれば、すぐに報告するように指導する ② 血栓形成予防には、安静下で下肢の屈伸運動が大事であることを説明する
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