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心因性非てんかん発作の看護について解説します!

記載日:2018/03/20
更新日;2018/04/10

心因性非てんかん発作の看護について解説します!

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大日方さくら


こんにちわ! 看護研究科の大日方 さくらです! 今回は、【本態性てんかん発作】を掘り下げて解説させてい頂きます! いわゆるヒステリー発作とてんかん発作が混じった患者さんの対応について解説になります!



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1.てんかん発作とは違う【心因性非てんかん発作】とは

発作を訴えることで、家族など周囲の保護的な反応が得られる「疾病利得」があるために、自分で無意識にお押してしまう、真のてんかん発作様の発作。
心因性非てんかん発作は頻度が高く、癲癇専門施設では初診患者の1〜2割を占める。
心因性非てんかん発作の患者の役Ⅲ割は、癲癇を合併している。

1-1.転換性障害(ヒステリー発作)の症状



本人にとって苦痛な状況において、発作の頻度は増える。

本人にとって、苦痛な状況において、発作の頻度は増える。

類似発作を真の発作として保護していると、ますますその頻度は増え、人格的成熟にとっての障害にもなる。
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2.心因性非てんかん発作のアセスメントの視点や対応について紹介します!

発作症状だけから真のてんかん発作と鑑別することは困難。
てんかん発作の症状はあまり簡単には変化しない。
⇒短期間の内に次々に異なった症状の発作が出現した時には類似発作を疑える。

類似発作には脳は異常は伴わないので、発作時脳は記録は類似発作の鑑別において有用。

発作時脳波記録でまったく異常所見が認められなくてもやはり真のてんかん発作である場合がある。
脳の深い場所から起こるてんかん発作は、通常の脳皮脳波には現れないことが有るからです。

脳波異常脳波異常が認められないばかりに長年心因性発作と片付けられてきたてんかん患者さんは少なくない。

抗てんかん薬の投与または増量によって発作の頻度が減少 ⇒真のてんかん発作の可能性が高い

抗てんかん薬の増量によって発作の頻度が上昇
⇒薬物の副作用としての気分の変化のために心因性の疑似発作が増加していたという可能性がある。
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3.心因性非てんかん発作の治療について解説します!



1)てんかんが併存する場合には、真の発作と心因性非てんかん性発作を区別する。

2)知的障害のない類似発作の場合歯、精神療法と薬物原料を行う。一時的に悪化することがある。

3)知的障害のある類似発作では、環境整備が基本となる。

4)入院治療を行う場合は、疾病利得や退行を防ぐ枠組み設定を行い、入院は長引かせない。



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4.てんかん発作と心因性非てんかん発作との鑑別



てんかん発作と心因性非てんかん発作との鑑別 <画像>

疑似発作は環境変化、情動葛藤、暗示、人前などの誘発因子が前駆することが多い。
発作は緩徐に始まり、緩徐に終わり、発作の経過中に意識清明と思われる反応がみられたりする。
発作中ずっと併願していたり、眼瞼に早い振戦がみられたりする。
強制開眼を試みるとこれに抵抗し、強制灌漑させると眼球は上方に転位している。
頭部を回転さえても眼球位置が固定したままである。
発作中ずっと口を硬くくすんでいたり、強制開口に抵抗する。
神経学定期検査に抵抗する。
痛み刺激への反応はないことがある。
失禁ではなく、意図的な放尿がある。
全身のけいれん用の発作であるのにチアノーゼを伴なわなかったり、発作後にもうろう状態がなかったりする。
ルーチン脳波検査の有用性はなく発作症状と発作時脳波を同時に観察できるビデオ脳波同時記録が有効である。
発作後30分以内の止血でストロイドやプロラクチンの上昇がない。全身けいれん様重責で動脈血ガス分析に変化はない。
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5.てんかん・知的障害のない心因性非てんかん発作の治療

精神力的動的精神療法、認知行動療法などが用いられる
過去よりも現在に焦点を合わせ、患者の考えや行動がどのように社会生活上の困難を引き起こしているのか、検討していく。
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6.てんかんのない、知的障害を有する心因性非てんかん発作の治療


知的障害がある第一に行うのは、職場や家庭における環境調整である
発作を恐れ周囲が過保護になっている、本人の活動が低下して抑うつ的になっている場合、多少の発作がありつつも行動が活性化されるような支援体制の構築を行う。
そうすると、次第に本人が安心感を得て、活動的隣、徐々に発作は消退する。
精神療法よりも、深呼吸法や筋弛緩法などでリラックスしてストレス・コーピングする技術を指導・実施訓練する。
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7.心因性非てんかん患者の標準看護計画


看護問題

 
#1てんかん発作時、外傷により二次的障害が生じるリスク

看護目標

 
♯発作を早めに察知することにより、患者の安全が図れ、二次的障害を残さず症状の改善が図れる

観察項目(O-P)
1.前駆症状の有無
a.精神症状;憤怒・不安・抑鬱・不機嫌・思考障害・強迫観念・幻視・幻聴様の体験・気分の高揚
b.精神性症状;恍惚・苦悩・既視体験・錯視・幻臭・錯聴・皮膚・内臓の異常感・疼痛・眩暈
c.感覚性症状;頭痛・頭重感・眩暈・しびれ感・体感異常
d.自律神経症状;内臓・上腹部・前頚部の異和感
e.自律神経性症状;睡眠・食欲・胃腸障害・皮膚の紅潮・蒼白

2.前兆の有無
a.視覚性;眼の前に光や玉がみえたり小視・大視症など
b.聴覚性;騒音・人声
c.自動神経性;嗅覚・味覚・内臓性・知覚性・運動性・血管運動性
d.精神的;恍惚・不安・苦悩

3.発作時
a.日時
b.発作がどのように始まったか
c.発作の型と変化
d.痙攣の様子
e.全体の時間的経過
f.意識消失の有無
g.外傷の有無
h.発作のあった場所

4.血液データのチェック;血中濃度
a.バルブロ酸ナトリウムなどの血中濃度に注意が必要な薬剤与薬の有無

援助計画(T-P)
1.入院時、前駆症状・前兆についての自覚があるか確認しておく

2.前駆・前兆の自覚があれば発作を想定してもらい、どうするか患者とよく話しておく

3.発作時の処置等の指示を前もってもらっておく

4.発作時の処置
a.患者を安全な場所へ移送する;危険な場所、危険物が側にない限りそのままの位置とする
b.衣類による圧迫をさけるためベルトなどはゆるめる
c.必要時には四肢を軽くおさえる;無理にはおさえない
d.全身けいれん終了時気道を確保する為に肩枕を入れる。又は顔を横に向ける
e.尿失禁があれば処理をする;患者のプライバシーを守る
f.医師への報告

5.記録

教育計画(E-P)
1.前兆・前駆症状があった際は看護師に報告し安全な処理がとれるよう指導する

2.安静度として日常生活上守るべきことがあれば守れる様指導する


看護問題
#2精神的不安がある。


看護目標

 
不安な気持ち精神的なことを言葉として表現できることにより精神的安定を得られる

観察項目(T-P)
1.精神症状
a.抑鬱
b.劣等感
c.失望感

2.患者の訴え・話し方・表現・行動

援助計画(T-P)
1.発作中・後も看護師ができるだけ付き添う

2.発作中のことはそれとなく会話を持ち気にすることのないことを伝える又話をする機会をもつ

3.患者のプライバシーを保つように心がける

看護問題


#3再発作に対する不安がある

看護目標


不安を表現できることにより不安を持ったままで生活を送らない
観察項目(O-P)
1.不安の徴候
a.表情・行動
b.話し方とその内容

2.日常生活
a.食事摂取量
b.睡眠状態・寝つき
c.排尿・排便
d.水分摂取


援助計画(T-P)
1.訴えやすい雰囲気を提供する

2.訴えに対して抑制せず傾聴する

教育計画(E-P)

1.てんかんについてよく説明する
a.薬物療法と生活上の注意を守ることで、発作はおさえることが出来る
b.薬を飲む事を生活の一部に取り入れる

2.発作を誘発するような生活上の注意について指導する
a.過労
b.過食
c.怠薬
d.アルコール
e.発熱

3.入院生活上の注意・安静度について守れるよう指導する
a.行動範囲
b.入浴;一人で入浴可、看護師の付き添い要、他患者と一諸に入る
看護問題


#4今後の生活に対して不安がある

看護目標


疾患についての理解が出来る事により普通の生活が送れることを知る

観察項目(O-P)
1.どういう不安を持っているか

2.退院後の生活についての情報を得る
a.職業
b.一日の生活パターン
c.家族構成


援助計画(T-P)
1.患者と話し合う機会を多く持つ

2.職業については医師を含めて話をし仕事場、学校などとの連絡調整を行う

3.結婚についても医師を含めて話合う

4.家族の協力理解が得られるよう調整する


教育計画(E-P)
1.服薬をきちんとしていれば発作は抑えることができることを指導する

2.発作を誘発するような生活を説明し退院後の生活も含めて患者とよく話し合い指導する

看護問題


#5怠薬リスク
長期に服薬をしなくてはいけないことに対しての苦痛がある

看護目標


服薬の必要性が理解出来きちんと内服出来る

観察項目(O-P)
1.服薬の有無

2.副作用
a.中毒症状
b.歯肉の増殖


援助計画(T-P)
1.患者が自己管理できないような時は家族の協力を得る

教育計画(E-P)

1.服薬の必要性について指導する

2.口腔衛生に気をつける様指導する

看護問題


#6てんかん特有の性格変化の為他患者・スタッフとのトラブルを起こしやすい

看護目標


他患者とのトラブルを起こすことなく又周囲の人達と共同生活が出来る

観察項目(O-P)
1.精神症状
a.憤怒
b.不安
c.抑鬱
d.不機嫌
e.まれに気分の高揚
f.思考障害
g.強迫観念
h.幻視・幻聴様体験

2.知能低下
援助計画(T-P)
1.患者と論争しない、普段からスキンシップをとりくつろいだ態度で接し良い人間関係を作っておく

教育計画(E-P)
1.知能低下・話が回りくどいなどの性格変化があることを知りスタッフが接する
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プロフィール

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Author:看護研究科 小日方 さくら
某看護大学を卒業して大学病院で8年勤務。 その後フリーのライターとして活動しています! 看護学生さんに役立つ情報をいっぱい記載してます! ぜひ見に来てくださいね♡

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