実習期間 倫理問題を取り上げて考えてみよう

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    By看護研究科 小日向 さくら

    みなさん、こんにちわ。 看護研究科の大日方さくら(@lemonkango)です。


    各学校で、実習中の中で倫理問題を1つ取り上げ、なぜそう思ったのか、何を話し合いたいのか カンファレンスを設け、学生同士が話し合う場面があるかと思います。


    現職の看護師も倫理問題についてはよく分かっていないのに関わらず看護学生さんは、さらに「よくわからない」と思います。

    実習現場で拘束されている患者さんがいれば話しは簡単ですが、仮に拘束されている患者さんがいない場合、倫理問題をみつけるとなると難しく、どういうもの(こと)が倫理問題なのか分からなくなって悩む場合があるかと思います。


    そこで今回は実習中の倫理問題の取り上げ方について解説したいと思います。
    吹き出し イラスト6

    実習期間 倫理問題を取り上げて考えてみよう

    看護倫理 画像

    1.そもそも医療・看護の倫理とは何?

    「倫理とは、人間が自発的に自らの振る舞いをコントロールする姿勢であって、自分だけでなく、みんなが取るべきだと考えられるようなものに関わることである。」 今回引用させて頂いたのは清水哲郎という方です。

    この言葉だけでは意味が分りませんね。 看護に照らし合わせてみると・・・ 看護倫理とは、いわば看護師が業務を行う上で守るべき「道徳」や「規範」のことで、簡単に言うと、質の高い看護を提供するための「考え」や「行動」の指針のこと になります。

    2.実習中に遭遇する医療・看護の倫理的問題

    さて、ここからは、実習中に遭遇する倫理的問題についてピックアップしていきたいと思います。

    良い例が身体拘束されている患者さんが病棟におり、それを倫理的問題に照らし合わせてカンファレンスを行えたら良いのですが・・・ 実際、一般病棟では身体拘束は出来る限り無くそうと言う流れになっております。


    そのため、精神科の実習以外では中々お目にかかる機会が減っている現状です。


    そのため、分かりにくい倫理的問題をしっかりと見つけられるようにしておく必要があります。 以下に例を記載します ☆ 患者の意思を尊重しない

    ☆ 患者に事実と異なる説明をしている

    ☆ 看護師が介護士や看護助手に高圧的な態度を取る

    ☆ 人手が足りず患者に十分な時間をかけることができない

    ☆ 看護師が大声で患者の個人情報について話している などが該当します。

    しかし、上記で述べた事は絶対にカンファレンスに出さないでください。  

     指導者さんに嫌われます。 そこで実習中、倫理的問題に対し指導者さんや教員から褒められる内容について説明します!

    ☆ インフォームド・コンセントと倫理

    ☆ 個人情報と倫理 ☆ 意思決定支援と倫理

    ☆ 多職種連携と倫理

    ☆ 安全確保と倫理

    ☆ 臓器移植医療と倫理

    ☆ 妊娠・出産をめぐる倫理 などがあります さて、これでも分かりにくいと思われる方は以下の内容を参照してください!

    看護師のケアに関すること

    ☆不潔な援助  

    汚染手袋でのオムツ交換 おむつ交換時、手袋もせず、素手で介助していた 車椅子移動の際、排尿バックが床に直接置かれていた ケア時の手洗いが不十分だった 汚れたタオルで清拭 ☆流れ作業的援助 

    入浴介助が流れ作業のようであった 入浴後、拭き取りが不十分であった 看護では、患者の主食に副食も薬も混ぜていた

    ☆患者に対する無視 

    痛みを訴えているのに摘便を続ける 嫌がる患者に訓練を促すなど 入浴後衣類の着脱時痛いという腕を無理に伸ばした などがあげられます。

    3.倫理カンファレンスしたら、学びや感想をしっかりとレポートにまとめよう

    倫理カンファレンスに参加し感じたことや学んだことをしっかりと書き記す事が重要です。

    ☆思いの共有 自分の実習中の悩みや迷いを話して、お互いに発言し、答えを得たり、納得出来たりしたと感じた 「こういう気持ちになるのは自分だけではないのだ」と安心した

    ☆学びの共有 自分の患児を受け持っているだけでは体験出来ない事例に触れることが出来、考えることが出来た 他の学生の意見から自分が行っている患者との関わりを見直したり、違う視点を学んだりすることが出来た

    ☆思考の拡大 自分の考えとは違う意見を聞くことが出来、幅が広がった メンバー一人一人の考え方や価値観の違いに触れることが出来た 「こういう考え方もあるのか」と自分の視界が広くなったように感じた 看護師の意見を聞いたとき、自分のアセスメントがいかに浅かったかを反省した

    ☆看護倫理に対する意識の変化 倫理と言われるとなんだかとっつきにくい印象を持つけれど、意外と思ったよりも日常に沢山あることなんだと感じた 自分の倫理観を育てるために、モヤモヤしたことを話し合うことが大切だと感じた 何も気にせず見逃してしまわないように「あれ?」と思ったことを大切にしていくことで、患者の本当のニーズを満たすことへ繋がるのだと思った 子どもにとってよいこととは何かを考える機会になった 患者のケアに生かす 一人で「どうすればよかったんだろう」と考えていたことが皆の問題となって、最善策を考えることが出来た 子どもの権利に関して考えることが出来てよかった 処置を拒否する子どもがなぜ拒否をしているのか、理由や背景をもっと知ることで、子どもにとって負担の少ない処置に繋がる


    ☆看護者としての意識の変化 子どもの思いを汲み取り、子どもの権利が守られるように、子どものことを第一に考えた看護を提供出来るようになりたいと思った 子どもの権利を養護する大切さを感じた 看護学生として出来ること、すべきことを考え直すことが出来た


    ☆倫理カンファレンスについて 実際に受け持ちの事例を扱うことで、ペーパーペイシェントよりもタイムリーに考えることが出来た 自分が思っていた以上に考えることや悩むことが多くあり、倫理カンファレンスがあってよかったと思った などがあります。

    4.まとめ

    いかがでしたでしょうか? わかりずらい所などがあったかと思います汗 

    下記のコメント欄に質問などありましたら是非お願いします! 看護学生さんが実習中に各領域別実習の倫理を考える際、その領域別実習の特殊性を理解していないと中々、良い資料作りやカンファレンス資料作りなどが出来ない事があります その場合、一から倫理について考えたらかなりの時間がかかります・・・ 他の記録もあるのに倫理のレポートを実習中に行うのは中々辛いものがありますよね汗 私のブログ記事では各領域別の倫理について載せてあります! 

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