精神看護学実習 精神科実習で踏まえたい精神医療の特殊性と看護の役割について

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    By看護研究科 小日向 さくら




    記載日:2018/02/28
    更新日:2018/06/04
    精神的苦痛 画像

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    大日方さくら


    こんにちわ! 看護研究科の大日方 さくらです! 精神科実習では他の科とは違う、人権に関わる医療行為などがあります。

    人権に関わる医療行為や法律など精神科では絶対に踏まえて考えて看護しなければならない事があります。

    学生さんにとって、馴染みのない言葉だらけになりますが、精神科看護実習に行く前・行っている最中、行った後のレポート作成の参考にしてみてください!






    今回は「精神科実習で踏まえたい精神医療の特殊性と看護の役割について」紹介したいと思います


    精神医療の特殊性として5つの入院形態があり本人の同意で入院する任意入院以外の入院形態では本人の同意なし・希望しない(本人が拒否している)入院となる。

    精神保健福祉法に基づき患者さんの権利を制限し患者さんの心身の安全を図れる・治療が行われるよう閉鎖病棟、保護室への収容、身体拘束が行われる事が特徴的としてあげられる。
    また、精神運動性興奮がある患者さんでは本人の同意が得られない場合にあっても患者さんの心身の安全のため保護室収容・身体拘束・抗精神病薬の注射などの治療が行われる。

    その患者さんの同意なしに治療を行われる精神医療の特殊性と患者さんの権利を擁護(権利擁護・代弁機能)をするため、個人としての患者を尊重する、意思や希望を尊重する、好みや趣向を取り入れる、その人らしく保てるよう援助する、情報を提供する、諸権利について説明する、患者の意向を汲み取る、患者の意向を代弁するなど看護の役割として重要であると考えます。

    他科と比べ入院期間が長期化しやすい、長期入院により患者さんの社会性が損なわれること、長期入院により家族が高齢化により自宅への退院が困難、家族の受け入れ状況が悪い(患者さんが入院する前、家族間のトラブル、借金などがあり患者さんを自宅へ退院してほしくないなど)、患者本人の問題(金銭的問題(借金がある)、退院場所がない など)、原因がはっきりと解明されておらず根治治療が確立されていないことから対症療法が主にあること、症状が慢性化を辿りやすい、いつ症状が増悪するか分からないこと、など患者さんが取り巻く外的・内的環境が厳しい中で治療や退院支援を行なっていくことも精神医療の特殊性としてあげられるものと考えます。

    患者さんを取り巻く環境が厳しい中で看護の役割として少しでも症状が落ち着くようコミュニケーションや精神看護技術を用いてセルフケア能力の維持・向上、集団・社会との関わりを保てるよう支援していく事が重要であると考えます。                             
    精神障害者の方の事件・事故、精神科病院の事件、医師の指定医不正取得などニュースが頻発している。

    元々精神病の偏見や差別が社会に渦巻いている中で、国の施策として精神科病院で長期療養されている患者さんを社会復帰させようと施策が取られている。社会復帰には地域の協力体制やバックアップ体制が充実している事が前提である。

    精神病・精神障害者の方のイメージが悪化していると更に受け入れ状況が厳しくなることが懸念される。

    看護の役割として偏見や差別が少なくなり精神障害者の方が社会で生活できるようイメージの向上など支援していくことが重要であると考えます。                       

    上記で記述した精神医療の特殊性は患者さんにとって決して好ましい環境下ではないが、看護の役割として少しでも患者さんが健常者と同じように社会生活を過ごせるよう、患者さんにとってより良い看護とは何かと常に問いかけながら患者さんに援助を行なっていくことを常に念頭におき看護をしていくことが重要であると思いました。

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